Honu Eclipse 2010

去年の7月は日本で46年ぶりの皆既日食があった。天気は散々だったけど…
そして今年はやはり7月にイースター島を含むポリネシア、チリ南部などで皆既日食が観測できる。
今でこそ皆既日食の観測できる中心地では、必ずといってよいほど、大規模な野外音楽フェスティバルが行われるようになり、日食を追いかけて各地を旅してる歩く「日食ハンター」とやらも少なくない。
そしてその日食ハンター達が心待ちにしているフェスティバルがHonu Eclipse 2010


イースター島の休火山の50ヘクタールに、7月7日から13日の7日間、音楽・アート・カルチャーの巨大ビレッジができる。その1週間は、世界中から集まってきた見知らぬ人たちと共に、大自然と音楽に包まれた、日常とは掛け離れたキャンプ生活。
も~う、開放感とはまさにこのこと。普段の生活で、気にしていることや悩んでいることが本当に小さなこと…いや、どうでもいいことと思えてくるそんな空間。

あ~!行きたいよぅぅぅぅぅぅぅぅぅ。

…けど、その時期、来日客あり、仕事的にも行けないことはわかっているんだけどね。

皆既日食を祝う大規模な野外音楽フェスティバルの先駆けで、いまや伝説となった1999年8月のハンガリーの大草原で1週間に渡って行われたSOLIPSEの記憶は、10年以上たった今でも私の脳裏にくっきりと焼きついている。
1999年というのは、世紀末でもあり、 8月11日には皆既日食、同じ週の8月18日には惑星が直列するグランドクロスがあるということで、フェスティバルは他にはない盛り上がりを見せた。

当時のヨーロッパで行われる野外音楽フェスシーンはゴアトランス末期~ちょっとミニマルが入り始めたくらいの時で、皆既日食にグランドクロスという大天体ショーも手伝って会場の雰囲気はまさにネオヒッピーで、サイケデリック。世界中から生活感のない人がごっそり集まってきてて、本当に刺激的でありつつ平和で自由な1週間だった。


クライマックスの皆既日食の際は、ついさっきまで泥まみれになって踊り狂っていたあの人も、この人も、私も、自然の不思議と美しさに圧倒され、幻想的な空気の中、ただただ空を仰いだ。(…かなりのアホ面で)笑


あの感動は、決して他では得られない…
思い出すだけで、魂と体の底からエネルギーがわいてくるような感動。
このハンガリーでのSOLIPSEの後には、ほぼ毎年、皆既日食のある国で野外音楽フェスが開催されるようになった。
そして今年は、イースター島。
Honu Eclipse 2010には、ハンガリーにも出演し、私のイタリア時代のパーティー仲間でもあったトランス界の大御所ETNICAや、YOUNGも出演する。…だからこそ、さらに行きたいわけで。
彼らはきっと、イースター島でも、体の存在を忘れさせるくらい躍らせてくれるだろう。

そうそう。私が始めて、UFOを見たのもハンガリーのSOLIPSEだったなぁ…
えっ!!引かないで!!目撃者は私だけじゃなく、会場全体から歓声が沸きあがったんだから。



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