MAYが今ここに存在する原点への旅。- イタリア2018前編 -

サッカーワールドカップ、真っ只中。
日本vsベルギーをライブで見て寝不足の人も多いのでは??
そんな私は、正直体の大きさも技術的にも全然格上のベルギーに対して日本がここまで頑張れるとは思っていなかったし、前回の試合がスポーツマンシップに欠ける残念なダラダラ試合だっただけにな~んの期待もしてなかったのでブラジルvsメキシコ戦が終わると同時に寝ました。笑
しかしニュースで見てビックリ😆
本当に日本の今の力を全て注ぎ込んだ素晴らしい試合だったようじゃないですか💪😊
乾のスーパーゴールとか見せられたら好きになってまうわ。笑
とにかくこれは美しい負け💖前回ポーランド戦のク〇つまらん試合の汚名挽回ができたな。
日本代表選手たち、お疲れさまでした💝そして楽しませてくれて本当にありがとうございました😘

実は今までの日本の試合は全て社長の祖国イタリアで応援してました。
ワールドカップで4回も優勝しているイタリアが今回出ていないので、多くのイタリア人が日本を応援してくれてました。(←イタリア人は考え方や性格が正反対すぎるだけに日本びいきの人が多いです。)
で、帰りの飛行機が遅れ、乗換地で東京行きの飛行機に乗れず、今回の敵国ベルギーで一泊することに。
それが昨日だったら面白かったのになー。
とにかくなんだか私にとって今ベルギーがキーワードみたいだし、どうせなら日本を負かしたベルギーに優勝してほしい!!そしてベルギーを応援するにはイケメン選手をさがさにゃ夢中になれない!!ということで、早速スタッフ頼んで見つけました。笑
MAY女子はベルギー代表のナセル・シャドリ選手を応援させていただきます😍😍😍

さて、祖国イタリアの旅。
毎年恒例はじめの数日間は社長の家族や親戚と過ごし、去年は1歳足らずでまだ歩けなかった姪っ子が今年は走り回りおまけにさすがはよく喋るイタリア人の血だけあって1歳8か月で饒舌に話すことにビックリし1年早いよな~と実感、そして以前に比べたらお母さんが疲れやすくなっていたり、おじさんがとても年を取っていたり、一応私も嫁なんだからもう少し頻繁にイタリアに行ける状況を作らないとなーなどと感じつつ、その後は久々に夫婦水入らずで息抜きをさせてもらいました。
私たちみたいに夫婦で同じ仕事をするって実はすぅぅぅぅっぅーーーーーーっごく大変なことなので、2人でこうして人生を楽しむ時間も本当に大切なのです。

今回は「私たちが夫婦でいること=MAYが今ここに存在すること」の原点であるイタリアのサルデーニャ島の更にまた孤島・マッダレーナという島と、同じくサルデーニャ島にあるアルゲーロという地中海ならではの美しい中世都市を10年ぶりに訪ねてきました。
マッダレーナ島は人口およそ1万人のいわゆるイタリアにおけるリゾート地、日本の似た環境にある沖縄の孤島・石垣島ですら人口およそ5万人だから、どれだけ小さな島かおわかりになるかと。
とにかく美しい海と空と自然と街並み、海の幸山の幸、それにユーモアたっぷりの温かい住民たちが魅力の島です。





真青な空と透き通った海、
そして朽ち果てた船の跡とそこを住処とする人懐っこい小魚たち。
何もかもがロマンティックです。


こんな天国のような島に何故MAYのルーツがあるのか?と。
社長は10代後半から20代前半、世界を旅して歩く今でいうバックパッカーでした。
スペインの島の洞窟に数か月住んでいたこともあれば、ギリシャの島のオリーブ農家で日雇い労働してたことだってあります。
そんなある日、若かりし頃の社長はこのマッダレーナにも流れ着いたわけです。
はじめはスティルト(西洋竹馬)を履いて大道芸をしていたそうですが、友達の紹介で行った町に唯一のTATTOO & PIERCING STUDIO GATTO MATTOではじめてボディピアッサーという仕事を知り「これだ!!」とショックを受けます。
感銘を受け、すぐにピアッサーになりたい!!!なる!!!!!と決め、そのままGATTO MATTOのピアッサーSTEFANIAの弟子に。
それがもう20年以上前の話です。
社長の実直で誠実な性格はすぐに彼女に気に入られ信頼され、彼女のピアスの知識は全て社長に注ぎ込まれ、社長は綺麗な海の見えるスタジオでめきめきとピアッサーとして成長していったのでした。
そして数年後、社長はミラノのスタジオでピアッサーとして働いている時に私と出会うわけですね。

社長曰く、マッダレーナに流れ着いてGATTO MATTOに行きSTEFANIAという師に出会ってなかったら、まず当時のイタリアでピアッサーになろうとは思わなかっただろう、と。(※STEFANIAはすでにGATTO MATTOを退職しています。)
そしてプロのピアッサーとしてミラノに落ち着いていなかったら私とも出会うはずがなかった、と。
そしたら当然日本にも来ていなかったし、アナトメタルの日本支社を経営するはずもなく。

そう考えると運命って面白いですね😊

写真で私の隣にいるのが今回10年ぶりに会うSTEFANIA。
社長が出会った20年前からSTEFANIAはすでにイタリアでは知名度のある芸術家であり、且つタトゥアーティストであり、そしてプロのピアッサーでした。
今やタトゥピアスは引退し2児のママとして絵画や彫刻など作品作りに集中し、先日までローマで個展を開催、私たちがマッダレーナ入りした当日にもイタリアのテレビ局がインタビューしにきてたようです。
そして彼女は地元の小学校の美術の先生でもあります。
私もこんな先生に教えて欲しかった.....💗



師と弟子の再会です。
私たちにとってあらゆる意味での天使であるSTEFANIAには、この小さな島ならではの穏やかで優しくて平和な雰囲気と、澄んだ瞳と心を持つ人物なわけですが、腕を見ていただいてもわかる通り、体中にタトゥが施されています。
勿論、そのまま公立の小学校に出勤しています。
だって彼女にとってはタトゥもピアスも体に施す芸術であり、絵画や彫刻の一線上にあるわけで、そこに壁は一切ありません。
私も同じことを思います。

彼女はこの遠い地中海の孤島で、極東の島である日本に大きな憧れを抱いており、いずれ日本でも個展を開催することを強く願っているし、私も協力できたらと思っています。
ただ一つだけ心配なことがあります。
それは、彼女が今の日本のタトゥに対する扱いを現実に見ると、せっかく憧れを抱いてくれていた我が国にがっかりしてしまわないか、嫌な思いをしないか、ということです。

彼女が日本に来る頃までには、一緒に堂々と温泉につかりながら芸術や人生の不思議についてなど、ゆっくり語り合える本当の意味での先進国になっていて欲しいです。

....にしても、サルデーニャは美しい。


予想以上に長くなってしまったので今日はここまでにして、次回、社長にとってはやっぱりすごく大切な場所、同じくサルデーニャ島にあるアルゲーロ編をお届けします!!





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