本当は隠しておきたいイタリアン

先日ちょっと神楽坂ネタを書いてみたら意外にも好評。
皆さんこのブログをアナトメタルジュエリーの辞書としてのみご利用下さってる訳じゃないんですね。
なんだかアナトメタルのことばかり書かなきゃ!!と、ずっと勝手にプレッシャーだったのでちょっと嬉しいです♪
そんな訳で調子に乗って(笑)、今日は神楽坂のお気に入りイタリアンを紹介しちゃいます。

神楽坂といえばやっぱり和かフレンチなんですよね。
この土地でイタリアンを成功させるのは決して簡単な道ではありません。
特に東京にお住まいの方ならわかるかと思いますが、とにかく東京の飲食店の移り変わりにはビックリしますよね。
先週まで普通に営業していたレストランが次の週には突如なくなっていたり、店名が全く知らないものになっていたり。
チェーン店以外の個人飲食店にはとても厳しい時代で、そこでしか食べられない何かが無い限り顧客はつかず生き残れない。
そんな中、今日紹介するRISTORANTE STEFANOは、イタリア人シェフ・ステファノ氏の個人経営で10年の長きに渡り神楽坂にお店を構えています。
メイン通りに鎮座しているこの白いライオンくんが目印です。


その脇のライトに照らされた廊下を奥まで進むとまるでステファノ氏の自宅に遊びに来たような温かい雰囲気のレストラン入り口が現れます。


入り口の外に人影を見ると、入りやすいようにステファノ氏自身かスタッフさんがイタリアならではの明るさでドアを開けてくれます。
ここに一歩入ると、雰囲気も味ももうそこはイタリア....まるでどこでもドアみたいです。笑

実は先日も食べに行ったばかりなんですが、6-7組で一杯になる小さな店内のうち私達を含め3組がイタリア人(私は生粋の日本人ですがw)。
チェーン店系のイタリアンによくありがちな「ブナセーラ(=こんばんは)」とか「グラッツェ(=ありがとう)」とか簡単な単語が異様に大きな声で飛び交う似非イタリア語ではなく、その晩のSTEAFANO店内には本物のイタリア語が飛び交っていました。
要するに本場イタリア人をうならせるイタリア料理なんです。
というわけで、勿論、旦那もはまってるわけです。
素朴で本格的な味なので、ありがちな日本風にアレンジされたイタリア料理とは全く違います。
今年のバレンタインデーは私が旦那にちょっといいワインをプレゼントしたので、ホワイトデーにRISTORANTE STEFANOでのディナーが返ってきました。イエーイ♪♪♪
一見、海老鯛大成功!!なわけですが、イタリア人である旦那もここの大ファンで、私におごるのはもとより自分も何かに託けて食べたいわけですよ。
じゃないとディナーはなかなかのお値段で、しょっちゅうは行けませんから。
しかしディナーに比べランチはお手ごろなので、旦那はお昼たびたびオフィスを抜け出しては週2くらいの勢いで通ってます。


店内も懐かしくなるくらいイタリアそのままの雰囲気の内装で、アットホーム。
とにかく6-7組で満席になる小さなお店なので、週末に行かれる場合は必ず予約されることをおススメしますよ!


素材の良さと新鮮さにこだわるシェフ兼オーナーのステファノ氏。
日本14年選手なので、今日のおススメ料理なども丁寧に日本語で説明してくれます。
更にメニューにない料理でも、リクエストすれば今日のおススメ素材を使って好みの料理を作ってくれます。

この日は旦那のおごりだしww、調子にノリノリで私もアラカルトから魚料理をフルコースで。
欲張ったのはいいけど食べ切れるんだろうか....。
まずドリンクをオーダーするとやってくるのがこのスターター、要するにお通し、ってやつです。


この日はレタスの冷製スープにウニソースのフリッタータ(ようは卵焼です)。
ステファノ氏手作りのローズマリー入りグリッシーニとフォッカッチャと一緒にいただくと格別!


この日はフルコースを食べることを決めていたので(おごりだしw)、前菜は軽めにするつもりで季節の焼き野菜のバジル風味ソテー アンチョビソースを頼んだら.....これは日本人の感覚だと完全に2人前っていう量のお皿がやってきました。
ちなみにこの日は「いいホワイトアスパラガスが入った」とのことだったので、無理矢理ホワイトアスパラガスを入れてもらいました。
凄い量だと思ったけど、春野菜って美味しくて入っちゃいますねぇ~♪


これ焼きうどんじゃないですよ。笑
第1の皿としては、ステファノ氏の出身地ヴェネツィアの郷土料理の太い手打ちパスタ、自家製スモークカジキマグロととプチトマトとルッコラのビゴリを頼みました。
皆さん、何を隠そう私はステファノ氏の作るこの「自家製スモークカジキマグロ」に恋をしています。
初めてこの店に来たときに自家製スモークカジキマグロとジャガイモとクルミのサラダを食べて、こんな美味しいものとこの39年間出会わずにいた自分が嫌になりました。笑
このお店に行くことがあれば、必ず自家製の燻製ものを食べてみて下さい。
先日行ったときは子牛肉のスモークもあって.....これがまたもう、とんでもない美味しさでした。
私、生肉やレアに近い肉は本来決して好きじゃないんですけどね。
ステファノ氏の作るものは例外中の例外です。


第2の皿...要するにメインには本日のシェフおすすめの鮮魚料理にしました。
え?まだ食べるの???って感じでしょ?笑
そうなんです、イタリアではこれが普通です。
7年のイタリア生活でこれに慣れてしまった私もギャ◎曽根まで行かずとも、体と歳のわりにはオバYUCくらいの勢いで食べるので、これっくらいの量なら難なくクリアです。
でも本来なら日本人の場合、体も小さいのでこんなに食べなくても許されるのでご安心を!!
前菜と第1の皿、もしくは前菜と第2の皿で充分です。

それにしてもこの日の鮮魚は天然の真鯛かノルウェーサーモンでした。
私は迷わず天然の真鯛をトマトとバジルを使用したヴェネツィア風に調理してもらいました。
この飲食店激戦区で10年店を構えているだけあって、ステファノ氏の食材へのこだわりはハンパじゃないんですよねぇ.....それを実感できる脳天打ちぬかれる真鯛くんでした。
皮はパリパリ、白味は正に舌の上でとろけるやわらかさ、魚の臭みは一切無しっ!
素材の良さに加え、焼き加減が正にプロ。
私が同じレベルの鯛を調理しても、きっとパサパサになること間違い無しです....焼きすぎるの私の得意技なんでwww


すいません.....そう、まだ食べます。笑
ここまできたら、ちゃんとドルチェ(デザート)とエスプレッソまで行かせてください。
この日は7種類のドルチェが用意されていて、夫婦して迷いに迷っていたら全種類を少しづつ乗せたプレートを作ってくれました....しかも夫婦喧嘩が勃発しないように、ちゃんと全部2切れづつ。
中でも温かいりんごのタルトとイチゴとクルミのセミフレッド(ケーキとジェラートの間)は最高でした!
旦那君よ!!ごちそうさま!そして、またどうぞ!?笑

ステファノ氏とはお互い家も職場もご近所なだけに、私達が夜中この辺をチャリでぶらぶらしていると仕事終わりのステファノ氏に出くわしたり。
そうすると閉店後のお店でこっそり息抜きしたり。
特に10年以上レストランを営むステファノ氏は仕事上での良きアドバイザーでもあります。

多少高くついても素材に妥協しないこと、お客様が心地いいと思うサービスを常に提供すること、それらをわかってくれようとしない人にエネルギーを費やさずわかってくれる人が常に満足してくれることにエネルギーをどれだけでも費やすこと、どんなに頑張っても全員に気に入ってもらうのは無理なことを充分に理解しいちいち落ち込まないこと、お客様との絆を何より大切に意見を取り入れること、そしてこれらのことにおいて決してぶれないこと......などなど、本当に共感できることばかりです。

皆さん、イタリア人というと陽気でいい加減なイメージが強い(笑)でしょうが、このステファノ氏にしろ旦那にしろ、北イタリア人にはなかなかマジメで誠実な人も沢山いるのですよ~。

この素材とサービスならこのお値段はごもっとも、と会社を営むものとして深く納得いくものの、やはりディナーはなかなかのものなので(....いや、私達が食べすぎという話もあるのですが。実際は2人で行けばお手頃なセットメニューもあるんですよ!)、機会があれば是非、ランチしに行ってみてください!
すると昼からガッツリ食べてるMAY社長にでくわすかもしれませんが。笑


さてさて、全く別のお話しですがFacebookMAY Inc.ページで行っている3月の【Powered by MAY Inc.高級ボディピアス装着写真コンテスト】も中盤戦に入りました!
3月16日現在9人のアナトメタラーさん達がエントリー、激戦(?)が繰り広げられています。
3月20日を過ぎると現在エントリーされている方々に追いつくのはなかなか厳しくなってくると思われるので、優勝してRIN-KGネットショップ全商品25%オフコードを狙われている方は、逸早いご投稿をおススメしますよ!!
※ コンテストの詳しくはこちらから。

あ、投稿なさらない方も是非、清き一票を入れに行ってくださいね。



東京は今日、とっても早い桜の開花宣言がありましたね♪
ついに春本番。
皆さん、優しい太陽たっぷり浴びて、楽しい週末をお過ごしください☆




コメント

  1. 神楽坂は美味しいお店が多いんですよ。雰囲気もいいでしょ。和食が多いかと思えばイタリアンやフレンチがあったりします。お手頃の美味しいお惣菜もあるし、良い街ですょ。

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  2. 中野さん

    大人がゆったり楽しめる街だからいいですよね♪
    これから先、お堀沿いの桜が満開になるとどこのお店も行列ができて一時的に神楽坂らしさが半減しますが。

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