NEVER GIVE UP!!!!!

あの恐ろしい日から明日で1週間。
あれからも余震は続き、今となっては自分の頭が揺れているのか、地震なのかすらよくわからない。
東北地方の被災地の被害は日々拡大、関東では計画停電に心無い人間の物資の買いだめによる日用品や食料不足、更に福島の原発問題…
気持ちが下がると日本はこのままどうなっちゃうんだろう…と不安になるし、物資入手困難状態で放射能汚染の可能性がなくはない東京からは、ほとんどの友人達が西日本や海外に脱出。
特に、私の旦那はイタリア人なのでその繋がりで外国人の友人が多く、そのほとんどが各国の大使館からのメール勧告などで、すでに東京を脱出してしまった。

確かに怖い。
相手が放射能となったら、東京やその周辺出身の人でなければ、少しでも危険のある地域から脱出して当然だろう。
それが外国人なら尚更で、私たちも海外の友人や旦那の家族からの「お願いだからこっちに避難して!」という声や、西日本の友人から「部屋もあるし、少しの間でもこっちに来た方がいい!」という声に、すぐにでもそこに甘えたい気持ちは山々だし、とってもありがたかった。

それから3-4日、旦那と散々話した。
私たちの中で「安全なところに行きたい」という人間なら普通の気持ちと、「家族や仕事を残して行くこと、それに被災地出身で関東在住の友人達は田舎が東北で東京より西に逃げるところはなく、様々な思いを抱えながらここで頑張っているのに彼らをバックアップするどころか、自分達だけ安全を確保しようとしていること」への罪悪感との間で、気持ちが揺れに揺れた。
更に、我が家には皆さんご存知のとおり愛猫がいる。
内弁慶な愛猫2匹を連れて、鉄道の運行状況も安定しない今、脱東京するというのはかなり無謀。
2匹とも箱入り娘だから、そんな状況の長旅に耐えられるのか…
そんなこんなが、複雑にからみあい、荷物はすっかり用意できているものの、足が進まず…

そして昨夜遅く、決めた!!
今の東京の放射線レベルは、健康に被害を及ぼすようなものではなく(それでも普段の何倍もの数値ではあるが、イタリア大使館によると、今の異常な状態の東京よりも、普段のローマの放射線量の方が5-6倍も高いらしい!!)、子供でもいれば微々たる差も気になるだろうが私たちには子供もいない。
猫は移動を嫌がる動物だし、何といっても、被災地出身で関東在住同業者の友人達は、自分達に被害を及ぼす可能性のある原発の心配どころか被災地への復興支援のことしか考えず、平常心を保ち頑張っている。
代官山のRIN-KG TATTOO STUDIO の皆も、栃木CLOVERの店長板林さんも、心を強く保ち、本当に頑張ってます。

私も関西に親戚がいるわけでもなく、東京生まれの東京育ち。
その私が色々なものをここに置いて、大地震が襲ったものの、被災地ではない東京から脱出してどうするの?
私みたいな立場の人が脱東京したら、一体、誰が東京で頑張るの?
被災地を復旧させるためには、想像もできないようなお金が必要になるこれからの日本。
その経済を一体、誰が守るの??
誰かが不安を捨てて、ポジティブな未来を見ながら頑張らなくちゃ、日本はどうなっちゃうの???

友人の多くが脱東京しちゃった今、心細さはあるけれど、最悪な事態が起きない限り、「もしかしたら…」っていう不安はもう捨てて、ここでいつも通りの生活と仕事を続けよう、危険があっても被災地ではないここ東京で、被災地へ少しでも力になれることに集中しようと、決心した。

今、日本に一番必要なのは、国民全員が不安な気持ちを捨て、前を向くこと。
最悪な事態が起きてしまった場合の自分の最低限の用意をしたら、後は、今助けを必要としている人を自分なりの形でバックアップすること。
だって、不安な気持ちの集合体は、物事を良い方向には進めない。
前向きな気持ちと、助け合う気持ちがあれば、絶対、この国は不死鳥のごとく復活する。
それも地震前よりいい形で。
今までも、広島の原爆や阪神淡路大震災、それに数え切れない様々な危機を乗り越えて先進国となった国なんだから。
この危機を乗り越えたら、日本は色々なことを学び、世界のモデルになるような国になっていくだろう。

つい昨日まで私も、「原発が最悪な事態を起こしたら私もお金が必要になるし、原発問題が安定するまで被災地への募金を待とう」なんて貧しい考えでいたけど、今日は、そういう不安を捨てて、私のラッキーナンバーが付いた金額を願いを込めて募金しました。
日本赤十字からは、クレジットカードで簡単に募金ができます。

皆さんも、以下、リンクより是非、各々のラッキーナンバー募金をして下さい。

・日本赤十字 http://www.jrc.or.jp/contribution/l3/Vcms3_00002069.html

・東京都福祉保険局 http://www.metro.tokyo.jp/INET/OSHIRASE/2011/03/20l3fc00.htm

・宮城県災害対策本部 http://www.pref.miyagi.jp/kihu.htm

・岩手県災害義援金募集委員会事務局 http://sv032.office.pref.iwate.jp/~bousai/taioujoukyou/gienkin.htm


航空会社のクレジットカードでマイレージが溜まっていれば、そこからでも募金できます。

・JALマイレージバンク http://www.jal.co.jp/shien/

・ANAマイレージバンク http://www.ana.co.jp/amc/news/gien_1103/


それから…
先日テレビにて、被災地のペットショップの檻の中に残されたままの子猫達や、原発問題で避難命令が出され避難所に犬を連れて行くことは出来ず、家に残してこなければいけなかったと泣き声でインタビューに答える男性を見ました。
そんな事態を考えただけでも心が破裂しそうです…

あの地震後、私もどうやったら自分も危険にさらされてる状況の中で、無事に猫2匹を捕まえてゲージに入れ、一緒に避難できるか、と真剣に考えてます。
猫は怯えると高いところに登るか、手の届かない狭いところに逃げ込むか…
どうしようもない状況下でペットを置いてきた被災者の方も一杯いらっしゃるでしょう。

動物も人間と同じ命です。
どうか、動物好きな方には、被災地に置き去りにされた犬猫達にも支援をお願いしたいです。

・緊急災害時動物救援本部 http://www.jspca.or.jp/


YOU CAN HELP AFFECTED AREA from the link below.

・Japanese Red Cross Society http://www.jrc.or.jp/contribution/l3/Vcms3_00002069.html

・American Red Cross http://american.redcross.org/site/PageServer?pagename=ntld_main&s_src=RSG000000000&s_subsrc=RCO_FrontPagePanel

・PAYPAL https://www.paypal-donations.com/pp-charity/web.us/campaign.jsp?cid=-12

・AMAZON http://www.amazon.com/b/ref=amb_link_355543322_2?ie=UTF8&node=2673660011&pf_rd_m=ATVPDKIKX0DER&pf_rd_s=right-csm-1&pf_rd_r=1S3HDB87J2WENR9ZWV1J&pf_rd_t=101&pf_rd_p=1290864082&pf_rd_i=507846


次に書くときは、状況が少しでも良くなっていて、久々にジュエリーのことを書きたいです。
皆さんも、そういう状況を心から信じて、祈って下さい。
そして、米国アナトメタル本社も、会社を上げて日本への支援を募ってくれています。
私たちも、近々、ジュエリーにてチャリティを始めたいと思っています。

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